一級建築士 今井賢悟氏 すまいの設計相談会開催
□ 2020/06/26
知立市管路工事Ⅰ
本日は、知立市の管路工事の現場を総合パトロールしました。
この工事のもっとも技術力を必要とする作業が重複する推進箇所で、まず始まりの推進が行われていました。
厚生労働省通達に定める最小管径である直径が800mm、推進距離が約200mで国道1号などの地下7~8mを掘り抜きます。φ800ヒューム管の長さは2430mmです。
作業者は、立坑内の2F部分にある捜査室で推進機を操作するオペレーターを含め、5~6名程度と少人数です。極力人が入らないようにしていて、基本的には立坑内での作業で済むように工夫されています。
カーブして推進する設計ですので、測量だけは人が入らざるを得ません。腹ばいで入孔し、戻るときは管内で向きを変えてきます。小柄で柔軟な肉体でないと務まりません。
先日無事、到達孔に推進機は顔を出しました。
これから、多条数の管内配管、ケーブル張力を分担するためのグラウトなど、いろいろなトラブル事象の歴史がある作業が続き、まだまだ気を緩めることはできません。