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□ 2018/12/03

環境を考える~自然にも人間にも~

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今年も温暖化の影響であろうか。。。

あちらこちらで、大きな災害が発生しています。大きな被害が出た時、60年もここに住んでいるのにこんな事は始めてだと言っておられます。今、皆さんが経験した事が無い事が起こっています。これからも、起きるでしょう。私たちは、環境問題に取り組んでいかなければ、もっと大きな災害に直面する事になると考えます。

宮城県気仙沼で牡蠣の養殖に取り組んでいる、畠山重篤さんの話によりますと、昭和30年代の前半は気仙沼湾でウナギが沢山取れて学費を賄えたそうです。朝、小型船で取りに行きそれを料理屋に持って行って買ってもらい高校へ行く事が出来たが、昭和40年代から50年代にかけて赤潮が出るようになり、小魚の姿が見えなくなりました。また、海苔の養殖もあっと言う間に破滅状態になったと言っていました。原因はどこにあるのかというと、陸にある事がわかりました。

気仙沼は、アカマツが多くあり樹齢100年という松で覆われていたのですが、それらを全部伐り取った事、北海道のえりも岬の場合も木を伐って畑にした事で、同じ事が起きてしまった。気仙沼湾・えりも岬の生物を育てているのは、森や川が良くなれば活性化されるのだという事がわかってきました。それから、漁師の皆さんが森を育てる事を行っています。その事で、今では牡蠣が育つまでになっています。

日本だけでは、ありません。フィリピンでは、海辺にマングローブの林をつくっている漁師さんがいます。

「森は海の恋人」という合言葉とともに、海と森のあいだには深いつながりがあります。

                                                                      山本 栄男

マングローブとは、熱帯・亜熱帯地方の汽水域に形成される植物群体の総称です。(マングローブという名前の木はありません)

マングローブは古くから、造船や建築・定置網の杭・炭・屋根材料・食用等として利用されています。マングローブ林とそれに続く湿地は、多様な生態系の中でも最も生物多様性が高い生態系と言われており、多数の微生物、貝類、魚類、両生類、鳥類の住処となっています。また、マングローブは沿岸にすむ住民の民家を高波や強風、海岸浸食から守る役割も果たしています。さらに、森林の与えるリクリエーション効果や空気や水の浄化機能も重要な役割です。

あいち里山の木の会 事務局

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